クロモリストへの道

クロモリストへの道

パンターニをこよなく愛するポタクライマーが綴るクロモリを中心としたロードバイク生活

組み立て依頼

さて、前回までで、ようやく組み立てに必要なパーツが一式揃いました。早速、自ら組み立てに着手、と行きたいところですが、素人のためそう簡単にはいきません。

以前乗っていたロードバイクは全てショップで組み立ててもらったものです。自転車の楽しみのひとつとして、いつか組み立ても自分でやりたいと思っていました。昔は古いイタ車(四輪)を散々イジったものです。自分でやった方が愛着が湧きますし、中身を理解できるので後々のメンテも楽です。

そう思ってこんなバイブルを購入しました。

また、こちらのサイトで勉強させていただきました。

http://velograph.jp/category/組立・メンテナンス/

デローザ・チタニオソロの組み立てが丁寧に掲載されており、クロモリと多少の違いはあるものの、必要な工具類についても触れていてとても参考になります。

ですが、これらを元に、一つひとつの作業工程を理解し、必要な工具を集めながら進めていったら、一体いつ完成するのか…?

また、クロモリバイクならではのハードルがありました。BBのタッピングとフェイシング、クロモリフォークのコラムカットです。

BBのタッピング(ネジ山さらい)とフェイシング(面取り)の必要性については意見が分かれるようですが、デローザのクロモリはやった方がよいと思います。特に自分のヌーボは購入から3年近くが経過し、屋根裏で保管中、BBのネジにうっすら浮き錆も出ていました。また、BBの縁には明らかに塗装が乗っています。

f:id:ma2sun:20190125191445j:imageHOZANからタッピングとフェイシングが両方できるツールが販売されています。

ですが、わざわざ今回のためだけに購入するのは勿体無い…(約10万円!)

クロモリフォークのコラムカットも難関です。カーボンならパイプカッターで簡単に切れますが、これは丸ノコが必要?切断できてもネジ山が切ってありますので、ダイスを当てる必要もありそうです。

f:id:ma2sun:20190125191450j:image少なくとも上記の作業はショップに依頼するしかなさそうです。それならついでに、ガラスコーティング(ガラスの鎧)フレーム内部の防錆処理もお願いしようか?…それならいっそのこと、組み立てまでお願いしちゃおうか?…ということで、結局は、全部ショップにお願いすることにしました(^^;;

依頼先は近所にある某有名ショップです。TREKの専門店ですが持ち込み品の作業依頼も可能で、フレームの組み立て(コンポの載せ替え)からタッピングなどの細かい作業までHP上に料金が掲載されていて安心です。以前、デダチャイの整備で訪問した際に、クロモリの組み立ても問題無いことを確認済み。店長はまだ30代と思われる若い方ですが、ハキハキとした応対と店内も整理整頓が行き届き気持ち良いお店です。今回、正式に作業を依頼したい旨を伝えると快く引き受けてくれました。

実は、自宅からより近い場所に、秋山サイクルという知る人ぞ知るクロモリ整備(ZUNOWやNAKAGAWAなど昭和の名フレーム)のショップもありました。レジェンドの店主は御歳80ウン歳!ですが、とても話好きでまだまだ元気です。当初こちらに依頼しようかと思いましたが、流石にエルゴ時代のコンポは新し過ぎる、とのことで見送りました。(その後お店は2018年末で惜しくも閉店)

ということで、年の瀬も迫った12月某日、フレームとパーツ類をショップに持ち込み、作業一式をお願いしました。

ご参考までに見積料金は以下のとおりです。

・組立工賃(コラムカット、フレーム内部の防錆処理含む):32,400円
・BBタッピング:3,240円
・BBフェイシング:6,480円
・ガラスコーティング:10,800円

合計:52,920円

※金額は全て消費税8%込み

因みにヘッド部分のフェイシングについてはやらなくても大丈夫だろう、と判断し省きました、予算上のこともあり…。

気になる作業期間は1〜2週間とのこと。

あとは完成を待つだけです(*^^*)